夕張支線を走る「花の恵み」ラッピングの列車。2018年11月撮影
今現在、JR北海道が「維持が困難」なので列車の運行をやめたい・・・と提案した区間が13ヶ所あります。
そのうちの1つが夕張-新夕張の区間。
2019年3月いっぱいで千歳側から列車は新夕張までしか走らず、残りの駅へはバス等を利用することになるそうです。
なくなってしまう夕張支線の列車に、夕張駅から乗ってみることにしました。
左奥に見えるのはホテルマウントレースイ。
夕張駅兼、観光案内センター、オリジナルグッズ販売、ちょっと奥にはカフェ・・・と小さいながらもギュッとおいしさの詰まった夕張駅。
建物の中では駅の話を聞く人、お喋りをする地元の人、トイレを利用する人、グッズを買いに来た人などなど。
施設内の一角はYubari crafts Goodsという夕張のハンドメイドグッズを販売している小さなお店なのですが、夕張にちなんだオリジナルTシャツなども売られています。
観光案内センターの一角にあるカフェ、和(なごみ)は沢山の鉄道ファンで賑わっています。
地元の菓子店「ふじ」の石炭マドレーヌや、ありがとう夕張支線クッキーなど焼き菓子が豊富です。
ここでは鉄道グッズも販売している他、
記念カードがもらえる店舗の1つでもあります。
夕張支線の記念カードがもらえるキャンペーンに参加しているお店でもあります。
「幸せの黄色いハンカチ」色の手すり。
夕張に行くと、あちこちで「黄色」を目にすることができます。
観光センター内にも、黄色いハンカチに夕張支線へのメッセージを書くコーナーがありました。
駅も列車内も、廃線を惜しむたくさんの鉄道ファンの人で賑わっていました。
夕張駅では切符は売っておらず、列車内で整理券をとって降りた駅で精算するので、乗車の際に忘れずに整理券をとってくださいね。
記念に切符が欲しい!という方は、記念切符(ご当地入場券)が売られています。
最後の方に記述します。
夕張駅から1つ目の駅は「鹿ノ谷」で夕張から170円。
「ぱんぢゅう夕張店」がわりと近くにあり、車では3〜4分の場所ですが、歩くと30分近くかかるようです。
2つ目の駅は「清水沢」で夕張から220円。
夕張、新夕張駅の 1892年開駅の次に古い1897年開駅である「清水沢」。
近くに駅前食堂 や お菓子のふじ などがあります。
夕張から3つ目の「南清水沢」までは220円、
4つ目の駅は「沼ノ沢」で260円。
ここには有名な「レストランおーやま」さんもあります。
沼ノ沢駅は現在無人ですが、駅の左半分を改装してレストランとしてオープン。
TVなどでも何度も紹介されている人気店です。
帝国ホテル仕込みのステーキなどが有名なのだそうですが、お高くて手が出ないので「夕張産長芋のピラフ」をいただきました。
長芋ホックホクです。
その他長芋入りハンバーグ、カレー、生姜焼きなどメニューは多様です。
「レストランおーやま」さんは、閉店せずに続いて欲しいです。
廃線に伴い乗客が増えることを見込んで、3月16日から数日間、列車の運行数が増えています。
どちらもホテルマウントレースイで購入できるもの。
画像上は、廃駅の写真を使った記念切符風のチケット。
私は「紅葉山駅」(現在の新夕張駅の場所にあった駅)のものを購入しました。
道の駅ゆうばりメロード、カフェ和でも購入可能です。300円。
画像下はあちこちの駅で購入可能な「わがまち ご当地入場券(切符)」で、シリアルナンバーと、その日の日付を入れてもらえます。
170円。
(マウントレースイではご当地入場券を収納するファイルも売られています。)
みなさんぜひ残り少ない運営日数のゆうばり駅へ!
▽沼ノ沢駅の写真です