「幕末維新を生きた旅の巨人
松浦武四郎 〜見る、集める、伝える〜」
今年は「北海道命名150年」、記念式典も行われたばかりですね。
北海道博物館の「松浦武四郎展」に行ってきました。
「北海道」という地名を考えた人物です。嵐の松本潤さんがドラマで演じられることも話題になりました。
こどもでも楽しめる特別な催しもありますので、夏休みの自由研究にぜひ。
武四郎展は特別展示になっています。
北海道博物館を象徴するマンモスやアイヌの展示がされている場所とは別で、松浦武四郎展のみだと1000円、小学生は無料です。
(マンモスなどの総合展示も見るなら1300円でお得です)
展示は にテーマが分かれていて、「1、武四郎の誕生」「2、蝦夷地への旅とアイヌ民族」「3、幕末の動乱の中で」「4、明治維新と北海道の『命名』」「5、武四郎の晩年」「6、蒐集家武四郎」「ep、ふたたび一畳敷へ」となっています。
小4の娘と行きましたが、面白かったのは2と6くらいで、他はなかなか難しかったようです。大人の私は面白かったですが、興味のあまりない小さいお子様は退屈かもしれません。
ちなみに展示物の写真もNGです。
展示はちょっと飽きてしまいそうなお子様にぴったりの企画展も催されています。
こども体験展示室「武四郎を楽しもう!」です。無料で利用できます。
写真左手はプロジェクションマッピングで学べるコーナーです。
1番奥にある大きな絵は、河鍋暁斎が描いた「武四郎涅槃図」という、釈迦に見立てた武四郎の周りに収集した仏像などの雑貨や出会った人物や動物が集まっているという図で、完成までに6年の歳月がかかったとされています。
絵の前で武四郎のようにゴロンと横になり写真撮影!
なかなかシュールな図です。
写真では見にくいですが、右手側に北海道地図があり、たくさんの「地名サイコロ」で遊ぶことができます。
このサイコロ、
でご紹介したサイコロキャラメルで、博物館の売店で販売もしてます。
武四郎は絵や文を書くのはもちろん、すごろくを作るのも好きだったようで(そのことにちなんで150年記念キャラメルも作っています)
会場の床も大きなすごろくになっています。
やわらかスポンジのサイコロは、こどもが両手で持つサイズ。
武四郎が描いた絵でぬりえができるコーナー。
魚、植物、鳥や動物など、持って帰れます。
蝦夷地をアイヌの人たちに案内してもらい、アイヌ語の地名をつけていったとされる武四郎にとって、アイヌは切り離せない存在。
カラー分けされた四角いブロックで、アイヌ語が学べるコーナーです。
武四郎の漫画は、出身地である三重県松坂市で製作したものだそうです。
展示や書籍は難しい・・・というお子様にぜひ見てほしいです。
ちなみに三重県松坂市にある武四郎記念館の方でも、「武四郎生誕200年」として盛り上がっているそうです。
ちなみに、北海道博物館のホール部分には、「北加伊道」という、武四郎の蝦夷地探検を子どもでもわかりやすくまとめた絵本の原画が展示されていました。
作者の関屋敏隆さんは型染版画を得意とする絵本作家さんで、知床に関する絵本などもたくさん出版されている方です。
原画も素敵なので、ぜひご覧になってみてください!
▼北海道博物館のHP
【特別展と同時開催!!】こども体験展示室「武四郎を楽しもう!」 | 北海道博物館
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